専門家の採用はむしろ容易になった。SOCアナリスト、ML研究者、クラウドアーキテクト——こうした職種は数週間で採用が決まる。一方、採用に6〜9カ月かかるのはハイブリッドな職種だ。AIに精通しながらコードにも深く入り込め、ビジネスも理解できるエンジニア。「3つのスキル、1人の人物、少ない候補者プール」とBest BuyのCDTOであるNeal Sample氏は言う。「これらのハイブリッド人材がITの未来だ——現時点でこのようなハイブリッド人材は見つけるのがとても難しい」。
AIがサイバーセキュリティを抜いて採用最難関スキルになって2年が経過する。2026年のState of the CIO調査では、AI/機械学習とサイバーセキュリティが同率1位となり、データサイエンス・分析が僅差で続く、という結果になった。ランキングは似ているが、人材難の性質は変わった。LLMエンジニアやプロンプトスペシャリストへの需要は、AIをスケールで実用化し、リスクを管理し、盲目的に信頼せずに使いこなせる人材への需要に変わった。
リスク管理は初めてトップ5入りし、ビジネス・IT自動化は上位を維持している。一方で数年前まで注目されていた職種への需要は緩んでいる。その1つがクラウドアーキテクチャだが、今年は順位を落とし、アプリケーション開発もリストから外れた。「採用が最も難しいのは、AIとの組み合わせが求められる職種すべてだ」とValcom TechnologiesのITアドバイザー、Niel Nickolaisen氏は言う。